油彩画からセメント版画、木版画、ガラス絵へ——。中尾義隆は、生涯にわたって独自の表現を追求し続けました。

印象的な色彩と力強い線が織りなす作品は、平面でありながら構造的な奥行きを感じさせ、独特の存在感を放ちます。

彼が考案した「セメント版画」は、温もりのある質感を持ち、そのエッセンスは木版画へと継承されました。「自分にしか刷ることができない」独自の手法とともに、唯一無二の世界を築き上げています。

時を超えて響く、中尾義隆の作品世界にふれてみてください。